リツアン転職後に感じた高還元SESとの違い

※高還元SESは前職の高還元SESをもとに記載しています

契約書がある

リツアンでは派遣先と派遣契約を結ぶので就業条件明示書が案件参画の前に提示されます。法律で決まっているので当たり前っていえば当たり前なんですけど、高還元SESではありませんでした。高還元SESは準委任だったので契約書ないのは問題ありませんが、準委任こそ契約書なり説明を丁寧にすべきだなと感じました。

SES(準委任)の最大の問題が偽装請負です。要するに参画する前に
「常駐先の社員から作業指示は受けてはいけない」
「指示は自社の○○さんが行います」
っていう説明は不可欠よね、と就業条件明示書眺めながら思ったわけです。

還元率が明確

高還元SESの還元率が会社負担の社会保険料+交通費を含んでいたので若干警戒していたけど、リツアンは表記通りだった。単価×還元率=月給になる。賞与を含んでいないので単純明快。

月給が高い

高還元SESの還元率は月給と賞与の合計だったが、リツアンは還元率がそのまま月給になる。月給28万→月給40万で、高還元SESからリツアンに転職して月給は大幅に上がった。
毎月多めにキャッシュが入ってくると生活にかなり余裕がでる。
高還元SESの中には賞与の高さをアピールしているところもあるけど、単価連動で賞与は不要。月給に割り当てたほうが◎。

プロ契が強力

在籍年数が4年を超えるとプロ契が選択可能です。今までの給与に賞与がつきます。賞与の決め方は単純に説明すると[賞与=単価-(会社負担分の社会保険料+65,000)]となります。

高還元SESの多くは還元率○○%となっているように単価に対する割合で収入が決まります。この仕組みだと単価が高い人ほど高いマージンがとられることになります。単価の大小で会社が受ける恩恵(案件紹介や事務作業)は変わらないとすると単価の高い人は損しているように感じます。

プロ契は会社のマージンが固定となるため単価が高ければ高いほど収入がグーンと上がる。単価連動だと理想的な仕組みと言える。

同一労働同一賃金対象である

入社後同一労働同一賃金が施行されるということでバックオフィスの方はいろいろ対応していました。

派遣労働者は同一労働同一賃金の対象。労使協定で対応は異なるが、派遣社員の給与は派遣先またはその地域の平均給与から大きく離れた給与になってはいけないということになります。例えば東京、30代、アプリ開発の平均年収が600万であれば、これに準じた給与を派遣元企業は社員に支払う必要があるということです。派遣先も待遇差を無くすために単価を上げるなど対応する必要があります。

SES(準委任)は常駐企業で働いていてもあくまでSES企業の社員。なので同一労働同一賃金の対象外。どんだけ常駐先との賃金差があっても自社も常駐先企業も対応しなくていい。

派遣は偽装請負もそうだけで働き方や賃金が派遣法によってかなり保護されている。一方で準委任はこれらがない。経営者にとっては準委任は派遣法の抜け道のようになっていて都合がいいけど、労働者からしたら派遣契約で働いたほうがずっといい。

仲介会社がいないのが最高

現場に出るとなかなか自社との接点がない。唯一と言える自社との仕事の接点である顔合わせでドナドナされると会社・営業何やってんだ?って気持ちになる。

リツアンは仲介挟まないからそこでストレスがたまらないのがいい。

経営がすごい

高還元SESが高還元で利益が出るのは理解できる。仲介利用して営業コスト下げて、偽装請負で管理コストを下げ、単価連動で安定した利益が得られることが大きいことがわかる。

リツアンは自社で営業しているから営業コストもかかるし、派遣法にのっとり就業条件明示書も作らないといけないから事務コストも準委任よりかかる。でもどの高還元SESより高還元。

かといって経営がかつかつには見えない
 ・ジュビロや南葛のスポンサー。各種イベントの協賛
 ・駄菓子屋「横さんち」や植物園&カフェ「OZMAN」の運営
 ・無料エンジニア養成プログラム「テラコヤテック」
派遣事業以外にも地域創生や教育、障がい者雇用へも投資している

ほかの高還元SESが追随したり、上回る還元率をださないあたり、リツアン並みに還元率を上げるのはかなり難しいことしていることがわかる。

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